藤本歯科医院（当院）の診療方針

当院の治療方針についてご説明いたします。

　当院の治療方針として、まず限られた条件の中で、可能な治療方法を事前にすべてご
説明し、納得した上で患者様が望む治療を選択していただいております。また、すべて先
生に任せるという患者様の場合でも、最善の方法で治療するように心がけております。先
生だけが頑張ってもいい治療はできません。患者さんだけが頑張っても、いい治療はでき
ません。先生と患者さんとスタッフのみんなが頑張ってこそいい治療ができます。これを実
現するには、コミュニケーションが大事だと考えております。

　その為にはまず挨拶です。先生もスタッフもいつも明るく挨拶をしています。つまり「さ
ぁ、これから私たちは頑張ってあなた悩みを和らげていきますよ。（治療を行っていきます
よ。）」という感じです。気持ちよく挨拶を返される患者さんには、先生もスタッフも頑張る
意欲がよりわいてきます。お互いの気持ちが打ち解けたとき、必ずいい治療ができるとい
う信念で日々接しております。

基本的には予約制で患者様のご都合のいい時間帯を１５〜３０分で取らせていただいておりま
すが、緊急を要する患者様は優先的に見させていただいております。大体お約束のお時間に来
られれば、さほど待たずにその日の治療ノルマは果たせると確信しております。曜日や時間が
いつも同じであれば、忘れたり間違えにくく、治療期間も短く済みます。

忙しくて通院に時間をかけられない方は、優先的に予約を取った上で短期間に治療が完了する
治療計画を立てるなど、患者様の都合に柔軟に対応するように心がけております。予約をきっ
ちり守られる患者さん（予約の信頼関係のある患者さん）は、１週間に２〜３日分、前もって予約
の枠をお取りしてより早く確実に直すシステムも、いたしております。

当院の器械並びに器具は、当然のことですが一人一人ご使用後は滅菌消毒をいたしておりま
す。また、コップとエプロンは使い捨てのものを使用しております。感染防止には気を使っており
ますので、安心して治療を受けていただけます。

歯槽膿漏の予防とﾌﾞﾗｯｼﾝｸﾞ

　最も大切なことは炎症の原因となっている歯垢を除去し、炎症によって破壊された歯周組織を
回復させ、自然治療が可能になる口腔環境を作ることです。その手段として最も効果的なのは
歯磨きです。

　虫歯や歯茎の病気の殆どは細菌の塊である歯垢が原因です。従って正しい歯磨きで歯垢を
取り除き、口の中をいつも清潔にしておくことは歯と歯茎を健康に保つ為に最も大切なことで
す。

　正しい歯磨きは、歯科医の指導で習得することが必要ですが、毎食後に患者自身が励行しな
ければ効果はありません。その意味で、歯槽膿漏の治療は、糖尿病や高血圧の食事療法と同
様、患者自身の理解と努力が無ければ、成功しないのです。

　食後は必ず歯を磨く

誰でも一日に１回は歯を磨くでしょうが、殆どの人は朝起きて直ぐ、朝食の前に磨くようです。こ
れではいくら丁寧に磨いても、その後の食事で歯が汚れてしまい、しかも歯に付着した歯垢が
翌日の朝まで持ち越されますので、効果がありません。歯垢は一旦付着すると簡単には除去出
来ないので、歯磨きは朝食後、直ぐに行う習慣をつけましょう。

　歯を磨く時間は、専門家は毎食後30分必ず歯を磨けと言いますが、忙しい現代人にはとても
出来ぬ相談です。しかし歯を磨く時間は、最低でも３分間は必要です。１日の内１回は例えば就
寝前など時間に余裕のある時に、少なくても10分以上かけて、正しいﾌﾞﾗｯｼﾝｸﾞ法で、隅々まで
丁寧に磨きましょう。これとても大抵の人は出来ぬ相談です。次善の策として、定期的に歯医者
さんに歯垢を取って貰うことです。

　ﾌﾞﾗｯｼﾝｸﾞと共に大切なことは歯茎のﾏｯｻｰｼﾞです。歯磨きには歯垢を取り除くという目的のほ
かに、歯茎のﾏｯｻｰｼﾞという大切な目的があります。歯ﾌﾞﾗｼで歯周をよくﾏｯｻｰｼﾞすると歯茎が引
き締まり、健康的なﾋﾟﾝｸ色になってきます。これは歯肉に刺激を与えることにより血流の循環が
よくなり、歯肉の細菌に対する抵抗力も高まるからです。

　特に歯槽膿漏の場合、治療の基本はﾌﾞﾗｯｼﾝｸﾞによる歯肉のﾏｯｻｰｼﾞであり、正しい歯磨きを
続けるうちに歯肉の炎症は治まり、初期の歯槽膿漏なら完全に進行を止めることができます。

　歯の治療は長期戦です。予約の取り易い歯科を選ぶのが肝要です。例えば川西、池田在住
で大阪へご通勤の営業マンの方にとって、帰途中間点の藤本歯科医院をお選びになるのも一
法です。

懇切丁寧なご説明で納得の治療を行っています。

完全な個室ではありませんが、大きな診療棚とチェアーが、１つのユニットとして患者さんのプラ
イバシーを守るため、またコミュニケーションをやりやすくするため、隣同士を十分にさえぎって
います。他を気にせず、患者さんと先生とスタッフが治療に専念できる空間をと思い、迷路みた
いですが設置してあります。

痛みがある患者様は、できる限りで痛みを和らげる処置を行います。また注射時の痛みを気に
される患者さんには、あらかじめ表面を麻酔させた後、あるいはレーザーで痛みを鈍らせた後
に注射をするといった感じです。

前歯の治療などで、見た目が重要な場所は、色合いや研磨は特に注意を払って治療をいたし
ております。仮歯を作るときでもより自然な形、調和の取れる形を心がけています。お約束（予
約）をしっかり守られる患者さんの場合、歯を抜かなければならない時でも、よほどの場合を除
いて、歯抜けの状態はないように治療いたしております。